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日本酒と言えばどこの県? 秋田県の日本酒イメージ全国で何位でしょう?

2017-03-23

好きな日本酒はありますか?

そう質問されれば、産地よりも銘柄や製法で答える人が多いと思います。ワインのように産地を優先して選ぶという人はあまりいません。それは、日本酒が明治以来、メーカーが酒銘を重視したマーケティングをすすめてきたからではないかと言われています。しかし、日本酒も国際化が進む中でワインのように原産地呼称を差別化の鍵にしようという動きも出てきました。すでに認定されていた石川県南部の白山に続いて、山形県も国税庁から地理的表示として認定されました。

そんな中、今月、株式会社酒文化研究所が、都道府県別の日本酒人気ランキング調査結果【酒飲みのミカタ】を発表。産地イメージがどの程度浸透しているのかについての結果はこちらです。(回答者は酒文化研究所のモニターで「ほとんど毎日酒を飲む」という方が7割、「日本酒が好き」という方が8割です)

名産地イメージ ベスト3は「新潟」「兵庫」「秋田」

日本酒の名産地だと思う都道府県を、一人3か所以内で選んだ結果は以下のとおりです。

第1位 新潟県61%

昭和後期からの幻の酒ブームを引き継ぎ、平成以降も淡麗辛口の名酒の産地として県全体に味覚イメージも統一されてきたことが大きいです。特に「越~」と名前がつけば新潟の酒とイメージしやすく産地力を高めることに効果的で、酒造場の数が多いことも名酒産地イメージを形成する上ではプラスに作用したことでしょう。製造量では兵庫、京都についで第3位です。

第2位 兵庫県33%

日本最大の産地である灘五郷を抱え、全国シェアが3割の兵庫県が第2位でした。地方酒の場合には銘柄は有名でも産地が何県なのか知られていない場合も多いですが、兵庫県の場合には、灘に大手有名銘柄が数多くあることも寄与したものと思われます。

第3位 秋田県29%!!!!

明治時代以来の伝統的な大産地で現在の都道府県別製造量は第4位です。雪国イメージも強いので、日本酒の名産地と認識されたのではないかと思われます。

以下には、京都・宮城・山形・広島・福島・石川・岩手までがベスト10に並びました。戦前から主要産地であった兵庫・京都・広島の他は東北や北陸など雪国の県ばかりです。このあたりが並ぶのは日本酒ファンには納得という感じかもしれません(図表1)。惜しくもベスト10を逃しましたが、11位に日本酒発祥の地である奈良県、12位にここ数年人気を集めている獺祭の産地山口県と最近日本酒マニアに話題を提供することの多い両県が続きました。

伝統+蔵元の多さが産地イメージを創る

続いて、その県が名産地だと思う理由を聞いてみました。当たり前ですが、「おいしいと思う酒が多い」が一番多く、続く2位と3位では「伝統的な産地である」「有名な酒蔵が多い」が4割前後で並びました。産地イメージを高めていくには伝統とともに複数の酒蔵がその地域の酒として認知されることも大切なようです(図表2)。

また、最も好きな日本酒をひとつあげてもらったところ、一定以上の人気を集めたのは、「獺祭(山口県)」が6名、「菊正宗(兵庫県)」「天狗舞(石川県)」「菊水(新潟県)」「浦霞(宮城県)」を上げた人が4名でした。以下は数多くの銘柄に分散しておりあくまで参考レベルの人気投票でしたが、この多様性も日本酒の特徴といえます。

日本酒がよく似合う著名人

最後に日本酒がよく似合うと思う著名人を自由にあげてもらたところ、酒豪の逸話のある方々をおさえて「坂本龍馬」が群を抜いてトップに。土佐(高知)の酒豪伝説を代表する1人としてイメージされているようです。 
■調査概要/調査時期:2017年2月13日~2月16日  調査対象:弊社の酒好きモニター(N=1710) 有効回答:163(回答率10%) 調査方法:インターネット自記入式アンケート調査

以上が、株式会社酒文化研究所の調査結果でした。

日本酒のパーカーポイントを昨年初めて発表

世界的な日本酒ブーム到来のさなか、ワインの世界的格付け会社「ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケート」が、日本酒のパーカーポイントを昨年初めて発表。その中でハイスコアを獲得した、純米大吟醸酒及び純米吟醸酒78本を紹介した本が発売されました。
ワイン通の間でよく知られているパーカーポイント。世界で最も有名なワイン評論家、ロバート・M・パーカーJr.氏が確立しました。特定のスポンサーを持たない中立の立場で、ワインの価格や知名度に左右されることなくさまざまな視点から100点満点で評価します。まずは「評価に値する」かどうかの選定、そのうえで、ワインの色味や外観、香りや風味や後味、品質などを細かくチェックします。本当によいワインとされる85点以上を獲得するワインは、世界中のワインのうち1%に過ぎないと言われています。そんな世界的に信頼厚いパーカーポイントで日本酒を評価するため、2016年、ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケート社のワイン評論家マーティン・ハオ氏が、初めて日本酒のテイスティングを行いました。評価対象は、純米大吟醸酒と純米吟醸酒のうちで「評価に値する」とされた約800種類(1蔵元につき1商品)。その中で90点以上のハイスコアを獲得した78本について、本書ではとり上げています。

『ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケートが認めた 世界が憧れる日本酒78』には、秋田県から5銘柄が紹介されています。
​秋田 純米大吟醸酒 雪の茅舎 製造番号酒 生酒(齋彌酒造店)
秋田 純米大吟醸酒 刈穂 嘉永(刈穂酒造)
秋田 純米大吟醸酒 福小町 五百万石仕込み 25BY(木村酒造)
秋田 純米大吟醸酒 飛良泉 羽州蔵(飛良泉本舗)
秋田 純米大吟醸酒 まんさくの花 山田錦 45(日の丸醸造)

パーカーポイントで「Extraordinary(格別;100点~96点)」「Outstanding(傑出;95点~90点)」と評価された日本酒はいったいどんな味なのでしょう。本書を繙きながら、1本ずつ試飲していくのも一興かもしれません。飲んだ日本酒をチェックできる特製しおりも付いています。

■『ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケートが認めた 世界が憧れる日本酒78』SAKE RATINGS PROJECT[編]CCCメディアハウス 
●定価 本体2300円(税別)電子版1840円(税別)

この記事を書いたライター

ライフ編集部

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