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秋田酒蔵探訪 〜秋田の日本酒の深みへ〜【一白水成/福禄寿酒造株式会社】

2019-03-29

ささ、もう一杯。
隣のお猪口に日本酒を差せば互いにニコリ。この幸せな飲み物はどこから来るのか。地元の日本酒に触れ、それを造っている人々の熱い仕事ぶりに触れれば、さらに奥深い日本酒の世界に誘われます。

いざ秋田の日本酒の深みへ!
今回見学させていただいた酒蔵はこちら!


【福禄寿酒造株式会社さん】
代表銘柄/一白水成


 

歴史の面影が随所に残る五城目町の中心地にひときわ歴史を感じる煉瓦塀があります。
この塀にぐるりと囲まれた酒蔵こそ福禄寿酒造株式会社さんです。
大きな屋号と酒の熟成を知らせる杉玉が、晩冬の寒さの中に凛とした存在感を放っています。

 


こちらの事務室も有形文化財に指定されています。


代表取締役社長の渡邉さんのお話からは、とにかく地域への愛情が伝わってきます。そのこだわりは日本酒を作る前の、原料となる酒米へも。





こちらは渡邉さんが地域の米農家の皆さんと立ち上げた「五城目町酒米研究会」の活動を展示した一角です。
ご存知のとおり全国有数の農業県である秋田は、その耕地面積に占める水田の割合がおよそ87%(平成29年5月秋田県農林水産部資料)。米作りを置いて秋田の生活を語ることはできません。
秋田米が日本酒の原料としても全国に普及すれば、地域全体の活力にも繋がると渡邉さんは考えます。

その年一番の地元米を使った特別な酒「一白水成プレミアム」の製造など、米の品質と認知度をもっと向上させようという試みは日本酒ファンからも高い支持を得ています。
農業をとりまく制度やその年の気候など、酒米作りにはまだまだ課題があるそうですが、地域と米と人について語る渡邉さんの熱い想いに触れ、蔵の寒さも忘れてしまいそうです。



蔵の内部も趣があります。





ちょうどこの日は「袋吊り」作業の真っただ中。
立ち込める仄甘くフレッシュな香りのかぐわしいこと!
袋吊りとは、酒袋にもろみを入れて吊し自然と酒が垂れ落ちるのを待ち、ゆっくりと濾過する手間のかかった絞り方です。
機械での圧搾濾過とは違うぜいたくなもので、出来映えが良ければ品評会などに出品する特別なお酒となります。

お米をぜいたくに使うハイグレードな日本酒は敢えてこうした昔ながらの蔵の中で造り、その年々の自然な空気感が味の変化として加わるようにしているそうです。





一方こちらは機械管理設備が整った冷蔵室。
ここでは一般酒や純米などの安定した味わいの日本酒を造っています。



日本酒を低温貯蔵する新しい冷却装置付きタンク。



2月下旬は仕込みも大忙し。こちらでは米を洗って蒸しているところでした。






麹室は蒸したお米にカビの菌をまき「米麹」をつくる酒造りの肝となる部屋。
室内の環境が壊れないよう3年をかけ少しずつ改装したという特別な空間なので、立ち入らずに外からのぞかせていただきました。
麹室は全て地元五城目町の材木で造られているそうです。
この一室に脈々と守られてきた菌や空気が福禄寿酒造さんの良い麹を育てるのですね。



絞りの最盛期。日本酒を絞り終えた後の酒粕もずらりと並んでいます。



絞りたての日本酒を持つ渡邉さん。


「酒蔵だけではなく、五城目の町もぜひ見て回ってほしい」と渡邉さんは話します。「米・水・人」地域そのものが日本酒のうまさを引き出しているのだと胸が熱くなる一日でした。


元禄元年(1688年)から続く福禄寿酒造さんは2021年で創業333年。
その一献には長い歴史と渡邉さんの郷土愛が溶け込んでいます。

 


 

★★★ おすすめの楽しみ方 ★★★
「キリッと冷やし、魚介類の食べ物と合わせて飲んで頂くとお互いのうま味が倍増いたします!」と渡邉さん。思い描くだけでも幸せな気分になりますね。土地の米と仕込み水で造った福禄寿酒造のお酒は、五城目町の地の物と合わせてもうまさひとしおではないでしょうか。

 

◎福禄寿酒造株式会社

住所/ 〒018-1706 秋田県南秋田郡五城目町字下タ町48
電話/018-852-4130
サイト/https://www.fukurokuju.jp/

 

◎取り扱い店(一例)

酒屋まるひこ
住所/秋田市大町4-1-2
電話/018-862-4676
定休/日曜日

天洋酒店
住所/能代市住吉町9-22
電話/0185-52-3722
定休日/第3月曜日
サイト(Facebook)/https://www.facebook.com/tenyousaketen

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この記事を書いたライター

ライフ編集部

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