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2016-07-04
授かった子どもと一緒に挙式・披露宴を行う「マタニティウエディング」や、子どもが生まれた後に結婚式を行う「パパママ婚」がとってもステキ! そんなウワサを聞きつけ、最近のウエディング事情を取材してきました。今回は感動のマタニティウエディングを実際に挙げたカップルさんに登場してもらいました。さらに、結婚式の準備中に妊娠が発覚したという理由から、結婚式自体を諦めちゃうカップルもいるとのことで、そんな方々のためにマタニティウエディングの不安解消のプロフェッショナルにもお話を伺ってきました。
お話を伺ったのは、マタニティウエディングやパパママ婚を数々プロデュースしてきた、センティール・ラ・セゾン千秋公園 ウエディングコンシェルジュ 富野育代さん。
富野さん自身も10歳と6歳の女の子のお母さんとあって、初めての妊娠に戸惑う新婦さんたちからたくさんの相談の声をいただくのだそうです。
赤ちゃんができた喜びと、結婚式どうしよう!と2つの気持ちが生まれて、「結婚式」と「出産」の準備が同時進行だと不安の方も多いかもしれませんね。つわりによる体調不良や、ドレスがはまらないのでは?という体格のことなど、確かに不安は尽きません。
「妊娠中にどのくらい結婚式が行われているか」を1001名に調査した会社があり、その資料を見ますと、61.1%が妊娠中に結婚式を挙げています。その結果、満足している・やや満足していると答えた方が、全体の72.3%でした。旦那さまの協力があれば、マタニティウエディングは以前よりはずっとハードルが低くなっています。
愛を誓うおふたりが子どもを授かったことはとても喜ばしいことです。また、ご両親やたくさんの大切な人達に感謝を伝える結婚式も大切。だからちょっとだけ複雑な気持ちになるご夫婦がいるのも事実です。結婚式を諦める決断をしなければならないと、私に相談いただくケースもありますが、そんな時は「大切なのは後悔しないために諦めないこと。方法はある。」とお話します。時期ややり方を1つ1つ考えることで、無理のないところでプランができあがります。「結婚式ができる!」とイメージが付いた新婦さんは、ホッとして笑顔を見せてくれますね。
妊娠は病気ではないのです。つわりで気分がすぐれなかったり、ホルモンバランスの影響で気持ちがブルーになる「マタニティブルー」がありますが、事前に「マタニティブルーが来るんだ」ということを知っておくと、「今そういうときだわ」と思って、結婚式の準備を休んでみる…なんていうコツを伝授しながらお話しています。
不安を喜びに変えるのが私たちの役目。結婚式の日を早めることも、出産後に遅らせることも、いかようにも可能です。また、マタニティドレスも豊富にそろっています。例えば、バックデザインが編み上げのドレスならお気に入りのデザインのままサイズアップだけでOKですし、当会場ではお針子さんがお気に入りのドレスのサイズ調整もしています。
安定期を迎え、結婚式を諦めなかった3組の結婚式をのぞいてみましょう。
最初は今年6月にマタニティウエディングを挙げた佐藤諒さん・永里加さん。
すてきなお写真ですね。こんな写真を残せるのもマタニティウエディングならでは。きっと生まれた来た子どもが大きくなってこの写真を見たら「愛されて生まれてきんだな〜」って心で感じてくれそうです。ふたりでBabyちゃんに話しかけている雰囲気が本当にいいですね!
すてきな笑顔で、改めて「妊娠は病気じゃない」って実感します。おふたりの結婚式のテーマは「一緒」。一生に一度の結婚式は一緒に生きてきた大切な皆と過ごす1日にしたいと結婚式を諦めませんでした。披露宴でも「ゲストと一緒に何をする?」をテーマにしており、なんと「皆で一緒にケーキをつくってもらおう!」と、メインケーキをデコレーションをしていただき、ケーキ入刀を行いました。
体調がすぐれないこともなく結婚式を終えた、佐藤さんご夫妻。結婚式では、感謝を伝えるるのはもちろん、「皆さんが自分たちと 一緒に いてくれることがとても幸せなことなのだと実感した」そうです。ずっと一緒を誓うその場所に、子どもの存在も一緒ってなんだか神秘的です。
次は今年2月に結婚式を挙げた志村友也さん・綾乃さん。
おふたりのご結婚式はバレンタインデーの2月14日。一生の記念日をこの日に決めたおふたりは、数字にこだわった結婚式を計画。受け付けを14番目に通ったゲストへ、おふたりからプレゼントを贈ったり、バレンタインデザートブッフェをサプライズで開催したり。
13年のお付き合いを重ねてゴールインされたおふたりは、13年の誓いを表す13本のお花を摘んで誓いのブーケを創りあげる花摘みの儀式を行いました。「改めてこれからもよろしくね」の儀式にゲストも笑顔一色でした。
最後は今年10月に結婚式を挙げた神功樹さん・百合栄さん。
おふたりの思い。それは、「結婚式は一生に一度だけ、ふたりが主役になれる日。だからこそ、お世話になった方へ感謝を伝える。今日がふたりの夫婦としての本当のスタートであり、いつまでも仲良く笑顔で寄り添っていくという決意を伝える日にする」ことだったそう。
ゆっくりとエスコートされて、二階から登場も!実はゲストとの時間を多めに作るために入場前からゲストと過ごす時間を作ったそう。妊娠していても、リラックスして楽しい時間にするのが大切だって感じますね。
ゲストへのおもてなしとして、また、おふたりの初めての共同作業として、フランベ演出で盛り上げました。新郎さんがメインのお肉を焼き、新婦さんがソースをかけて2皿を完成!余興を頑張ってくれたお互いの友人へプレゼント。
3組のマタニティウエディングをご紹介しましたが、どのご夫婦も自分たちがやりたいことを形にして、ゲストのみなさんに感謝を伝え、楽しみ、最高の時間を過ごしています。
妊娠したことで親になる自覚が芽生えたおふたりだからこそ、親に対しての感謝の気持ちは計り知れないほど感動的です。
時期は、安定期に行うカップルさんが多いですが、妊娠8カ月で行った方もおりました。担当の産婦人科の先生に、結婚式をやりたい旨を相談すると概ね大丈夫と言われるケースがほとんどなので、担当の先生に聞いて安心するのも良いと思います。ドレスを着せてあげたいという旦那さまが多いことも、結婚式を諦めないでほしい理由です。
当会場では結婚式当日も常に3人体制で新婦さんを見守っていますし、ドレスや体形の問題にもご満足いただいていると感じています。スケジュールの変更や打ち合わせの日程変更も臨機応変にしています。例えば、写真撮影の前撮りで体のラインが気になるなら、生んでから撮影する「後撮り」もできます。
最後に、子育てが落ち着いてから挙げる…という方もおりますが、私自身10年以上子育てしていますが落ち着く日はいまだにありません(笑)。ですので、どんなことでも、ご相談いただければお力になりたいと思います。
富野さん、ありがとうございました。3組のカップルもみんな幸せそうだし、ドレスもかわいいのがたくさんありそうだし、思い出の一枚は後撮りができたり、思っていたよりマタニティウエディングは「安心」と感じました。
志村さんの結婚式でのひとこま。感謝、絆、愛…やっぱり結婚式っていいですね!
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